【お金を増やす節約マジック】#61

 身近な路線バスにおいて、交通系ICカードは便利に使えてお得も大きい。「PASMO(パスモ)」「Suica(スイカ)」利用を対象とした「バス特」に注目だ。

「バス利用特典サービス(バス特)」は、PASMOに加盟する関東エリアのバス事業者の路線と都電荒川線・東急世田谷線で利用できる割引サービス。各社HPなどで案内しているので、対象路線など詳細は要確認だが、共通に利用できるサービスということで仕組みは同じ。

 PASMO・Suicaで乗車すると自動的に「バスポイント」がたまり、一定のポイントがたまるとPASMO・Suicaに、運賃の支払いに使用できる「特典バスチケット」が付与される。もちろん、モバイルでもOK。この3月にスタートしたモバイルPASMOなら、ポイントやチケットの情報を端末の画面で確認できるので便利だ。

 バスポイントは1カ月間(毎月1日〜末日)のバス利用額に応じてたまる。運賃の支払額1円につき1バスポイントが記録され、1000ポイントたまるごとに100〜330円分の特典バスチケットをゲットできる。ICカードに付与されたバスチケットは、次の乗車時に10円単位で優先的に使用される。

 最初の1000ポイントでもらえるチケットは100円分なので、たとえば都営バスの東京23区内均一運賃210円の場合でいうと、5回乗ると6回目の支払額がお得になる。自動的に100円引かれて110円になるというわけだ。

 次の1000ポイント、つまり累積2000ポイントでの付与額も100円(累計200円)だが、3000ポイントになると160円(同360円)。そして累積5000ポイントでは330円分(同850円)と大きくアップ。その後も170円、180円といった付与額が用意されていて、上限の1万ポイントまでいくと、バスチケットの累計は1740円になる計算。

 バスポイントの累積期間は毎月1日から末日。翌月はまた0ポイントからとなる。累積が1万ポイントを超えた場合もしかりで、新たに0ポイントからスタートするが、いずれにしても、仕組みとしては乗れば乗るほどお得! バスの場合は一般的に、1枚のICカードで複数人分の運賃支払いも可能なので積極的にポイントをためていきたい。

 このほかにも、たとえば都営バスでは、PASMO・Suica対象の割引サービスとして「乗継割引」を実施。カード1枚につき1人のみ適用で、都バスから都バスへ乗り継ぐ際、90分以内に次の運賃精算をすれば100円(小児50円)割引になる。

(ライター・染谷晴美)