新型コロナウイルス感染拡大で、今でもマスクは入手困難。記者も冬には気管支炎、春は花粉症に苦しむことが数年続いており、マスクはもともと手放せなかったのだが、ご多分に漏れず入手できない状態が続く。自宅近所のドラッグストアでも、開店前に並んだ10人足らずしか購入できていない。

 最近では「DIYで簡易マスク作り」などと報じられるものの、作るのはいいが実際に着用するには心理的に何となくハードルが高い。アルコール消毒をしながらマスクを使い回すのが現状だ。

 ところが…ひょんなことから自宅からマスクが出てきた。仕事柄、書類が多いのだが、資料を探しつつ、いい加減捨てようとしていた紙袋を整理していたら、書類の間からマスクがいくつも出てきたのである。

 そういえば、冬場にマスクを購入しては引き出しに入れっぱなしにしていた。夏はほとんど使わなくなるため、不要な書類に埋もれていたらしい。

 そんなわけで書類整理を続けると、新品のマスクが4枚ほど出てきた。このご時世にはありがたい。廃棄物の山からレアメタルを回収する“都市鉱山”のようだ。マスクをリサイクルして使うという意味ではないけれど。

 リモートワークで自宅で仕事をしたり、待機する機会が増えている。大掃除は寒い年末にまとめてやるのではなく、年に何回か分けると楽だという指摘もある。掃除が苦手な人も、この機会に自宅を“都市鉱山”だと思って整理してみてはいかがだろう。

 もちろん、マスクを買っていないなら発見しようもないが、思いがけないお宝が見つかるかもしれない。

(文・平井康嗣/日刊ゲンダイ)