ステイホーム週間の今、季節外れの大掃除をしている人も多いのでは。でも、よく聞くのがやる気はあるのに整理整頓がうまくできないという声。断捨離すればいいのだけれど、そう簡単にできるものでもない。

 かく言う筆者もそんな一人。それが改善したのはハウジング雑誌の取材でいろいろなお宅にお邪魔するようになったことがきっかけだ。実際のお宅で見て「これなら私でもできる」と取り入れた簡単でコストもお手頃な片付け法を紹介します。

 まず鉄則なのが、どこに何を収納するのかをあらかじめ決めておくこと。収納場所を把握していれば捜すこともなく出し入れできるし、消耗品なら在庫量もわかって無駄な買い足しが起こらない。しかし、ここで片付け下手が一番てこずるのが小物類。たとえ収納場所を決めてもごちゃごちゃになってしまい、結局は必要な時に捜す羽目になる。

■小物類はどうすれば?

 この問題を解決すべく多くのお宅で取り入れていたのがカゴやボックスで収納空間を仕切る方法だ。カゴごとに入れる物を決め、棚に並べることですっきりと片付く。カゴは整理整頓の基本アイテムだが、ポイントは素材や色、デザインを揃えること。棚板の高さに合わせた大きさを選ぶとより整って見える。もし、同じカゴを並べるとどこに何を収納しているかわからなくなる、というのであれば、名札をつけるとよいだろう。

 しかし、中には収納場所がなくて床に置いたままの物もある。筆者の場合は雑誌やとりあえず買ってみたダイエットグッズなどがそれ。こうした“住所不明”な物たちをしまうのに活躍するのが「何でもボックス」だ。わかりやすく名前を付けてみたがどんな箱でもOK。筆者は100円ショップのフタ付き段ボール箱を利用している。ただし、片付ける一方ではいずれあふれてしまうので定期的な見直しが必要。しょせん、入れっ放しの物は使わないものなのだと思えば処分する気にもなるはずだ。

 もう一つ、頭を悩ませるのが子どもの玩具や学習道具ではないだろうか。小さいうちはリビングで過ごす時間が多くどうしても散らかりがち。この問題、奥さんが保育士だというお宅ではリビングに「子どもコーナー」をつくることで解決していました。カラーボックスに名札付きのカゴを組み合わせるだけ。収納場所が近くてシンプルなほうが子どもが迷わずに片付けられるのだという。

 カラーボックスといえば、手頃なサイズ・価格だけに本棚に活用している人も多いはず。ただ、文庫や漫画を入れると上にデッドスペースができてしまうのが何とももったいない。ここでも収納ボックスが活躍。文庫や漫画サイズの収納ボックスの上部を正面にするように90度回転させてカラーボックスにはめ込むことで2段収納にできるのだ。カラーボックスに合うサイズがなければ段ボールで作ってもいい。

 これらは収納法としては初級レベル。まずはカゴ・ボックスを使った簡単収納を取り入れながら、自分にとって暮らしやすい収納方法を探ってみてはどうだろうか。

(取材・文=茂木奈都)