「セブンイレブンでのビャンビャン麺の目撃情報をツイッターで最初に目にしたのは、4月23日でした」

 興奮気味に語るのは、2018年末から、知る人ぞ知る“ビャン大使”として、SNSを中心にビャンビャン麺の情報発信をしているメグミさん。ビャンビャン麺とは、幅広の麺に具材を乗せ、ラー油や酢などをかけて食べる中国・西安の名物麺料理。料理名の「ビャン」という字は、漢字1文字で総画数56とも57とも言われ、「一生書けるようになれない」とも評される。

「味もさることながら、迫力ある漢字も魅力。このビャンビャン麺を大衆化したいと願いビャン活をしてきましたが、まさかコンビニで販売されるようになるとは思いもしませんでした。2年前は、国内でビャンビャン麺を食べられる店はまれでしたから」

 目撃情報を得て近所のコンビニに走ったメグミさん。しかし全く見当たらず。セブンイレブンの公式サイトでも商品情報はなく、一時は「ホラ? あるいは幻?」とまで思ったそう。しかし翌24日、SNSを駆使して情報収集したところ、江東区や墨田区で目撃情報が多いことを知り、25日には自転車で亀戸に出かけ、セブンイレブン3軒目で、棚に1つだけあったビャンビャン麺をゲットした。

 ビャンビャン麺を求め、これまで国内の地方都市はおろか、本場西安にまで足を延ばしているメグミさん。レンジでチンするだけでOKのビャンビャン麺を実食した感想をきくと、「税込429円でここまでの味を出せるのはさすが。手打ち麺には負けるかもしれませんが、味の再現度は、コンビニの麺としてはすごい。私の周囲でこのビャンビャン麺を食べた人で、おいしくないと言った人はいません」と大絶賛。パッケージには、激ムズの漢字がバーンと書かれており、「これを機に、こういう料理があるんだと多くの人に知ってもらえれば」と話す。

 残念ながら、今回のビャンビャン麺は東京都と千葉県一部地域のセブンイレブンで、期間限定のテスト販売(まもなく終了)。セブン&アイホールディングスの広報担当者によると「今後の販売については、売れ行きやお客様のご意見などを踏まえて検討予定」とのこと。

 SNS上では「どこに行けば買えるのか?」「やっと手に入れた」といった声が沸き起こっている。コロナ以前は東京都内のビャンビャン麺専門店には行列ができていた。「ビャン」という漢字のデザイン化に乗り出すクリエーターもいるという。熱烈ファンが増えつつあるからこそ、再登場を期待したい。