【もぎたて海外仰天ニュース】

 新型コロナウイルスの感染拡大で最も影響を受けたのが高齢者だ。感染すれば重症化し、最悪の場合には死亡するリスクが高いため、外出禁止とソーシャルディスタンスの厳守が強く求められた。

 その結果、多くの高齢者が孤立を深めたが、ブラジルのある高齢者施設が、家族・親族や友人と住人が面会できる工夫をして注目を集めている。

 米ニュースサイトGNN(6月24日付)などによると、28人の高齢者が暮らす、ブラジルのリオグランデ・ド・スル州トレッス・フィゲイラスにある施設では3月17日から、感染防止のため外部との接触を完全に禁止。「母の日」にも誰も訪れなかった。

 施設の住人たちは、誰にも会えず、気分が沈んでいた。

 そこで職員が考案したのが“抱き合うためのトンネル”。

 施設の庭に外部を遮断する透明のビニールの壁を作り、そのビニールに穴を開け、それに腕の長さと同じくらいのビニールの袋を装着した。外から面会者が腕を入れることができる穴が2つ、中から住人が腕を入れることができる穴が2つ。それを利用して面会者と住人が抱き合うことができるというわけだ。

 感染予防を徹底するために、腕を入れる袋はもちろん、ビニールの壁も30分おきに徹底消毒。住人も面会者も体温チェックと消毒を行ってから抱き合った。

 写真は久しぶりに会った母娘で、地元の写真家マルコ・ファベロさんがインスタグラムにアップしたもの。間に壁があっても、家族や友人と抱き合うことができて、住人たちは大満足の様子だった。