星稜・奥川は眉ひとつ動かさず…ヤクルト1年目でフル回転の不安

星稜・奥川は眉ひとつ動かさず…ヤクルト1年目でフル回転の不安

 当たりクジと共に右手の拳を突き上げた。

 奥川恭伸(星稜)を阪神、巨人と競合の末に引き当てたヤクルトの高津新監督。昨年まで続いていたドラ1のクジ引き連敗を9で止め、「肩の荷が下りた。緊張もしたし、変な興奮もした」と笑顔で語った。

 高卒投手だが、指揮官の期待は高い。「球の質、コントロール、変化球のキレ、すべてで(佐々木より)上」とべタボレ。「即戦力として今年の投手で1番と思って指名している。(1年目から)一軍で活躍してほしい。早い段階で一軍に出てきてくれたら、それが開幕ならなおさらいい」と、即戦力としての思いが口をついた。

 しかし、完成度が高い甲子園準V投手とはいえ、まだ高校生。しかも、今春から右肩に不安を抱えた状態の中、甲子園で512球を投げ抜き、右肩に不安を抱えた状態でU18W杯にも登板。ドラフトを見守った父の隆さんも「ケガをしないといいが……」と不安を口にしていた。

■チーム防御率12球団ワースト

 だが、このチームには育成に時間をかける余裕はない。投壊が深刻で、チーム防御率4・78、739失点は12球団ワースト。防御率は4年連続4点台と、投手陣はボロボロだ。

 その上、もともと、新人を積極的に使っていく球団だ。昨年までの14年間で高卒投手5人を1位指名しているが、村中(2005年)、増渕(06年)、由規(07年)、赤川(08年)、寺島(16年)の計5人全員が1年目に一軍デビュー。結果、軒並み故障や不振にあえぎ、寺島は1年目のキャンプで故障。左肘痛も発症し、3年間で登板は5試合にとどまっている。赤川は実働6年、増渕は7年でユニホームを脱いだ。

 ヤクルトに交渉権が確定した瞬間、高津監督の笑顔とは対照的に、眉ひとつ動かさなかった奥川。その表情には故障への不安も含まれているか。


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