【アース・モンダミンカップ】第2日

 看板娘が姿を消した。

 イーブンパーで首位に6打差の59位で発進した渋野日向子(21)が、通算2オーバーの71位タイでホールアウト。カットラインに1打及ばずの予選落ちに、「全体的にダメダメでした。パー5で(スコアを)4つ落としたのがメンタルにきたかなと」と肩を落とした。

 言葉通り、前半5ホール目の14番パー5でいきなりダボ。15番、17番のバーディーで取り返したものの、18番で「弱点」が出た。グリーン奥から左足下がりのアプローチが強く入り、グリーンの反対側へ。5打目のアプローチもカップに寄らず、ボギーとした。

 後半に入っても6番でグリーン右からのアプローチを寄せきれず、2・5メートルのパーパットを外した。8番パー5も第3打がグリーンに乗らず、左からのアプローチはクラブがつっかかり、3メートルもショート。ボギーでさらにスコアを落とした。

 渋野らしい攻撃的なゴルフは影を潜め、パーセーブに四苦八苦。課題のアプローチばかりか、得意のパッティングもレベルダウンしたように見えた。

 コロナ禍で試合ができず、オフが長期になったことで、渋野はアプローチやウエートトレーニングに時間を割くことができたと言っていた。確かに上半身はひと回りサイズアップしたものの、多くのプロゴルファーを指導した経験を持つフィジカルトレーナーの平山昌弘氏が言う。

「この1試合だけでは判断できませんが、プロゴルファーにとってウエートトレーニングはマイナスになるケースが少なくありません。筋力がつくことによってパワーがアップする半面、感覚が鈍るのです。アプローチで言えばタッチが合わなくなる。パワーだけつけても体のトータルバランスが崩れたら、自然相手のゴルファーはスコアメークに苦しみます。もうひとつ言えば、今回予選落ちしても試合が続けば気持ちを切り替えることができるが、女子プロは7月の4試合は中止が決まっている。その点も気になります」

 ホールアウト後、渋野は「このオフにやってきたことがすべて意味のないことなのかなと思うほどの内容でした。たくさん練習をしていても、試合でできなければ意味がないと痛感した」と言った。

 意味がないどころか、マイナスに出る可能性もある。ガンガン攻めて、ボコボコ沈めるシブコは帰ってくるか。