史上初の8強入りを果たした昨年のラグビーW杯(15人制)に続き、東京五輪で飛躍を期待される7人制代表が29日、練習を再開した。

 都内で行われた非公開練習には主将の小沢大(31)ら6人が参加。新型コロナウイルス感染防止のため、密を避けるなど大幅な制限が課される中、約3時間のメニューをこなしたという。

 オンラインで会見した小沢は「(五輪が1年延期され)メダルを取るために準備できる。1年間、ハードワークすることで世界との差を埋めて本番で結果を残したい」と話した。

 今後、しばらくは地域ごとに少人数で練習するものの、代表候補選手が各地に集まるのは週に1回。集合日以外は各自でトレーニングを行う。7人制代表の岩渕健輔ヘッドコーチは「オリンピック1年前(7月23日)をめどとしたチームでの練習を目標に活動していきます」と日本協会を通じてコメントしたが、現時点で先行きは不透明だ。日本協会のガイドラインでは7月1日からはコンタクトプレーなど順次、解禁するものの、実戦形式の練習は当面、制限される。国内で強化を図るには限界があるのだ。

 ワールドセブンズシリーズランキングで日本は16位に沈んでいる。日本同様、練習もままならない国や地域も少なくないとはいえ、強化に最適な場所はある。

 他でもない代表チームがオールブラックスの愛称で知られるラグビー王国のニュージーランド(NZ)だ。同国は大規模な感染拡大を免れた数少ない国のひとつで、早々と非常事態を解除。スポーツ活動も解禁され、14日には南半球最高峰リーグのスーパーラグビーが再開した。

 日本、NZ両政府は渡航制限緩和について協議中。NZへの入国が認められ次第、同国で合宿を行った方がよさそうだ。