【2020年ドラフト特集 一寸先は闇か光か】

「上位指名もある」と言われながら、12球団から見向きもされなかったのがBC・埼玉の田澤純一だ。

 アマチュア選手がドラフトやNPB入りを拒否して海外球団と契約した場合、海外球団を退団後、大卒・社会人は2年、高卒は3年、NPBの所属球団と契約できない「田澤ルール」ができるきっかけになった選手。今年からルールが撤廃され、ドラフトで指名される可能性もあったものの、獲得に名乗りを上げる球団はなかった。

 いまも150キロ近い速球を投げるというが、すでに34歳。10年前にはトミー・ジョン手術を経験し、今年3月にレッズのマイナーをクビになった選手だ。「年齢的にもすでに下降線をたどっているピッチャーだし、どうやら代理人がついていて獲得には高額なカネがかかるともっぱらでした」とはあるスカウトだが、

「要するに嫌われたのですよ。ドラフト1位指名候補だったにもかかわらず、NPBを経由せずにメジャー挑戦。人材流出に歯止めをかけるためにNPBがつくった田澤ルールは、島国根性丸出しだと米球界はもちろん国内でも悪評プンプンだった。NPBが叩かれるきっかけをつくった張本人ですからね」とはマスコミ関係者。

「島国根性丸出し」と言われるNPBらしい仕打ちというのだ。