新5000円札「津田梅子」肖像、提供写真を反転か

新5000円札「津田梅子」肖像、提供写真を反転か

20年ぶりに刷新される新紙幣5000円札の肖像が「反転」されている可能性が浮上した。津田塾大(東京)の創設者で新5000円札のモデルとなった津田梅子の肖像は所有する同大から提供された写真とは顔の向きが逆で、細部にも反転をうかがえる点が多い。この図案のまま、発行されるのかも含め、新元号を目前に注目される。

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令和元年を目前に、景気刺激策の「切り札」とみられている「新札」に思わぬ疑問が投げかけられた。新5000円札の肖像画に決まり、発表された女子教育の先駆者津田梅子の肖像は正面から見て顔が「左向き」となっている。だが、津田梅子の写真を所有する津田塾大が提供した写真はすべて「右向き」だったことが明らかになった。

同大広報によると約10年前に国立印刷局から「技術者の練習用に」と依頼があり、津田梅子の写真資料4点を提供した。新紙幣の肖像画は、同大HPに掲載されている「36歳当時のもの」(同大広報)と同じとみられているが「右向き」。残る3点も「右向き」で同大が提供した写真の中に「左向き」は存在しない。

新紙幣の肖像画をチェックしてみた。前髪の生え際の流れ方、髪を留めているかんざしの長さや角度、着物の襟のよれた状態も、一致しているように映る。しかし、大学HPに掲載された写真とは逆向き。写真を反転して使用したのではという疑問はぬぐい切れない。

新紙幣が発行されるのは2024年度の「令和6年度」からで約5年の猶予がある。今回公表された新紙幣の写真が、あくまでイメージとして公開されたもの、だとすれば今後、修正が加えられてもおかしくない。

9日のお披露目から、わずか1週間で、新紙幣の「顔」ともいえる「顔」に浮上した謎。同大広報は「コメントは差し控えたい」と困惑する。財務省広報は「今のところ問い合わせなどは確認していない」と話している。【大上悟】


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