自軍の先輩を生きた教科書にする。巨人阿部慎之助2軍監督(40)が15日、「S班」として2軍キャンプから始動する主力4選手を全体練習に合流させるプランを掲げた。

坂本、丸に加え、37歳のベテラン亀井、炭谷の4人は来月1日からの宮崎キャンプは2軍スタートの予定。巨人では4年ぶりに復活する、調整ペースを任された「S班」の存在に目を付けた。

「(練習に)入ってもらう。若い選手のお手本になってほしいから」と希望。例えば若手選手が坂本や丸と同組で打撃練習を行えば、間近で一流の技術を体感することができる。亀井、炭谷の守備から何を感じるか。「これとこれだけはやって、というのは言って。あとは自分のペースでやってほしい」と各人の調整を優先しながら、一部メニューでは合流を呼び掛ける予定だ。

今季は4年ぶりに1〜3軍が同じ宮崎で春季キャンプをスタートする。2月4日には1軍対2、3軍の紅白戦、同8、9日には沖縄2次キャンプ行きをかけた1軍の紅白戦が予定されている。2軍からも数人が参加する予定で、アピールのきっかけをつかみたい若手にとって、身近に手本になる存在がいれば心強い。「(坂本)勇人には言ってある」と、レベルアップするのための環境を着々と整えている。

○…巨人丸佳浩外野手が若手の手本となる。春季キャンプは「S班」として2軍スタート予定。独自調整を任されるが、一部メニューは2軍全体練習に参加する。

「自分たちがやっていることで1つでも若い選手のプラスアルファになれば」。自身も広島時代に前田智徳氏らの背中を追いかけた。「数え切れないくらいお手本になる選手がおられた。正解はないが、1つの方法というか手段として、自分の中でとどめておくだけでも違う」と背中で見せる。