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近鉄、日本ハムで2度のリーグ優勝を遂げた梨田昌孝氏(66=日刊スポーツ評論家)が14日、DeNA宜野湾キャンプを視察した。筒香のメジャー移籍で抜けた穴は完全に埋まらないままで、阪神優位と評価した。

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沖縄の気温が26度まで上昇したこの日、DeNAキャンプを投打に見て回った梨田氏は「今年も阪神優位は動かないだろう」と言い切った。

昨季2位のDeNAに後塵(こうじん)を拝した阪神だったが、直接対決では16勝8敗1分けと勝ちまくった。梨田氏は今年もお得意さまの状況は変わらないとみた。

「新外国人がどれぐらいのレベルか知りたかったが、さすがに筒香が抜けた穴は埋まらないだろう。チーム全体をみても底上げができていない」

新外国人タイラー・オースティン内野手(28=ブルワーズ)が加入したが「体のキレがないし、右肩が下がるのが気になる。迫力不足だ」と恐るるに足らずといった様子だった。

「打線に3人の外国人が並ぶのは考えにくい」と、ソト、ロペスが中心になることを示唆。ここに成長株の佐野が絡むオーダーが予想される。

「阪神はドリス、ジョンソンが抜けてリリーフに不透明なところが多い。それを差し引いても、できるだけロペスの前に走者を出さないことを念頭に置いた投球で失点も最小限に抑えることができるだろう」

新外国人マイケル・ピープルズ投手(28=インディアンス3A)がフリー打撃に登板し、ソト、ロペスを相手に初登板した。ただ梨田氏は「球威、制球力ともに欠けている」とバッサリ。続けてドラフト2位坂本裕哉投手(22=立命大)が登板したが「こちらも先発を考えているようだが、まだまだといった感じだった」と判断。投打の新戦力には評価が高くなかった。

「阪神はリリーフの力量がやや落ちるかもしれないが、その分はボーア、サンズに、成長が見える大山ら打力がカバーするとみている。優勝するには得意チームが必要になる。まずは今季初のDeNA3連戦でいいスタートを切りたいところだ」

阪神にとってDeNAを「カモ」にして、再び貯金ができれば、上位浮上がみえてくるというわけだ。【寺尾博和】