プロ野球は波乱のシーズンの開幕日を4月24日とすることを決めた。日本野球機構(NPB)は23日、都内で12球団代表者会議を開催。新型コロナウイルスの感染拡大で当初の3月20日開幕が延期となり、約2週間にわたり4月10日を最短に複数のパターンを検討してきた。

だが専門家から同時期にスタートを切るリスクを指摘され、4月24日に再設定した。現状の感染状況なら予防策を入念に施し、開催できると判断。5月は想定せず、一点突破で開幕日を現段階で絞った。

斉藤コミッショナーは決意を示した。「4月24日に絶対開催するという断定的な言い方は難しいが、みんなでこの1カ月、最大限の努力をして何とか開催にこぎ着けたい」。専門家が懸念するオーバーシュート(爆発的な患者急増)やリンクの分からない患者の増加が起これば、白紙となる可能性も認めた。だが「今の状況が少し改善する前提で」とかじを切った。

当初は4月24日開幕ならCSは短縮する可能性が高いことを示していた。だがこの日はCS短縮の言及は避けた。背景には秒読みの五輪延期がある。中断期間の7月21〜8月13日にシーズンを組み込めれば、CSも含めた日程の完全消化が見えてくる。NPB井原事務局長は「(延期を)前提に事前に準備してというのは失礼だし、できない。それはなしで作る」と話したが、延期が決まればフル活用することは確実だ。

船出を定めたことで現在、当初のシーズンに沿って行われている練習試合も休止に入る。セ・リーグは3月24、25日の1カードを行い、間を置いて4月14日からの6連戦で開幕へ向かう。パ・リーグは3月24日から4月9日までを解消し、同10日から再開する。球団によっては近隣球団と練習試合を組む可能性もある。オリックス横田連盟担当は「開幕がいつになるか分からない中でずっと練習試合を続けていく辛さも選手の中にあると思う」と説明した。未知のウイルスの動向を見守り、開幕へカウントダウンする。【広重竜太郎】