<DeNA6−8阪神>◇27日◇横浜

阪神藤川球児投手(39)が、雪辱の今季初セーブを挙げた。サンズの劇的な逆転3ランで2点リードを奪った直後の9回裏、満を持して登板。先頭のソトへの四球後、オースティンに三遊間を破られて無死一、二塁。そこから宮崎への死球などで2死満塁の大ピンチを招いた。絶体絶命の危機で代打・楠本を左飛に取り、チームの連敗を3で止めた。自身も、日米通算250セーブまで残り6に迫った。

抑えなければならないイニング、勝たなければならない試合だった。何度も劣勢に立たされながらも打線は粘り強く食らいつき、9回にサンズの1号3ランで逆転。最後のイニングは当然、藤川の出番だった。

ソトを歩かせても、オースティンに打たれても、顔をしかめている暇はない。百戦錬磨の守護神は、懸命に腕を振った。2死満塁でしぶとい楠本を抑え、味方ベンチからわきあがった歓声をマウンドで聞いた。

「絶対にやり返します」と誓った雪辱の登板だった。今季初のセーブ場面だった前回25日ヤクルト戦。1点リードの9回にヤクルト西浦に逆転サヨナラ3ランを浴びて、チームの2カード連続負け越しを招いた。それでも矢野監督は不変の信頼で、必勝を託してくれた。

今季3試合目の登板で、最後は大ピンチを招きながらも踏みとどまった。サンズの来日1号、8回を投げた伊藤和のプロ初勝利も守った守護神の大仕事。矢野監督も「最後、踏ん張れたのは大きい。あそこで踏ん張れたからこそ、明日から落ち着いて全体的に野球をやれる」と喜んだ逆転勝利だった。【堀まどか】