<阪神4−3ヤクルト>◇28日◇甲子園

首位阪神が運も味方につける逆転勝ちで2連勝。4カード連続の勝ち越しで今季最多の貯金5とした。

先発才木浩人投手(25)が5回3失点で降板。

1点を追う7回2死一、二塁。大山悠輔内野手(29)の浅いフライが左翼サンタナの前に落ちた。ラッキーな2点適時打となり、逆転に成功した。

6回から登板した加治屋蓮投手(32)が2回無失点と好投し2勝目。

不振の佐藤輝明内野手(25)に代わって今季初スタメンの糸原健斗内野手(31)が先制打を含む3安打と活躍した。

岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。

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【テレビインタビュー】

−こんなことがあるのかという逆転のワンシーン

「ねえ。外野が深いなあとは思ってたんですけどね、まあ、複数ランナーいてたんで、向こうも1点勝ってるということで、打った瞬間はちょっと諦めましたけどね」

−直前は近本に託してダブルプレー。そこからもう1度チャンスを作り直した粘り強さ

「そうですね。もうちょっとね、(近本の打席で)カウント進めばちょっとなんかできたんですけどね」

−逆転劇を呼び寄せたのも加治屋の力投があって

「あの、打順の巡り合わせでね。回ってたら代打だったんだけど、加治屋が一番投げてなくて元気だったので、まあ、だから2イニングね、全然問題なしに送り出せましたけど」

−ブルペン勝負になるとタイガースは強い

「いやいや、まあ今日はちょっと打順のね。ちょっと、右の2人がいってたんで、ゲラを先にいかせたんだけど。そこもまあちょっとね流動的ですけど、まあ本当にいいイニングというか、そこで勝ち越せたですね」

−才木はどうみていた

「いや、最初は良かったと思ったんですけどね、ちょっと力んで、フォアボール絡みとかね、ちょっともったいなかったんだけど、もうちょっとコントロールというかね、力勝負で行くとやっぱり危ないと思いますよ」

−佐藤輝はベンチスタートだった

「いやいや、最近の内容を見ていてね、(糸原を)いついこか、という感じだったんですけど、昨日の内容を見ても、いっぺん糸原でいこうというのはあったんですけどね」

−佐藤輝は代打で打席が回ってきた。本人にどうはい上がってきてほしい

「はい上がるって、ゲームで打つことですよ。簡単ですよ。おーん。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいいと思いますけどね」

−そういうところで頼りになるのが糸原。

「ずっと代打でもヒットを打っているので。こっち(甲子園)に帰ってから、本人も準備をしていたんじゃないですかね。そういう感じがしますね」

−あす以降

「いやいや、広島は2カード目最後かな。最後の球場というか、ビジターで広島に行くんだけど、まあ、ある程度ね、今年のチーム力というか、そういうのもだいたい分かってきたし、今日は才木は5回だったけど、ある程度先発がね、投げてるんで。誰に勝ちがつこうと、後ろも今の状態じゃすごくいい流れできてるんで、もうちょっとね、まあヒットは出てますけどね、もうちょっと早いイニングで点数欲しいですね。そしたらもうちょっと先発が楽に投げられるかも分からないので、そのへんでしょうね」

【ペン囲み】

−大山の場面は逆の立場でも外野を後ろに守らせたか

「まあ、後ろいうても、どうなんやろうなあ。俺も分からへんけど、ベンチで見とったらだいぶ遠かったで、はっきり言うて」

−2アウトからの逆転は昨年も多かった

「(カウント)1−2やったからな、2−2でもなったらな、ランエンドヒットかなんかつくれたんやけどな、カウント的にはな。なかなかあのピッチャー、大西は単独スチールは難しい、クイックがな。まあカウントでと思ってたけどな」

−接戦をものにする試合が多い

「やっぱりリリーフ陣やで。そらそうやろ。まあだから、勝ってる、点数が僅差になるからな。あの2人がフル回転になってしまうけど、もう少し点差が開けばな、もうちょっと楽なね、他のピッチャーも投げさせられるんやけど、そこまでまだね、まだ落ち着かんは、そら。やっと2カード目、次で終わろうとしてるくらいやからな。どっちかいうとあの2人よりも、加治屋とか中継ぎの方が元気やで。そんな投げてないもん。2人よりは。6回、7回くらいまでは先発が頑張って、接戦で競ったゲームが多いからな。どうしてもあの2人ってなるけど、もうちょっと点とったらな、あの2人休ませられるからな」

−岩崎、ゲラの2人は流動的

「そうやなあ、チームによって偏りがあるからな、結局は。右左いうこともあるし、ヤクルトなんか代打陣の偏りが大きすぎるやんか。左の代打しかこないというな。そう考えると、代打の出せる打順いうたら、考えたらそらゲラ先いくわ。結局誰も代打なしでいけたやろ、左のな。そのへんは流動的なるよ、チームによって、右左の関係とか、代打陣の関係もあるからな、それは」

−今のブルペン陣があれば終盤にチャンスも

「負けている時のピッチャーが加治屋とか2イニングぴしゃっと抑えてくれるからな。おーん。そら攻撃に入りやすいよな、やっぱりな。リズムっていうか、流れがようなってくるよな、3者凡退に抑えたりな、少ない球数とかな。ランナーが出てもああってキャッチャーが刺すとかな、流れ的にもものすごいいい流れで攻撃できてるから。後半特にな、ブルペン陣がみんなな」

−梅野は変化球だったが二盗阻止

「いやいや、準備はしとったよ。前から。おーん」

−2戦目、3戦目は守備もバントもしっかり

「いや、もう一昨日はおかしかったやろ。そんなん。なんか1年に何回かあんなんあるよ。普通にな、ちゃんとアウトにするのとアウトにするとか、ストライクバントでちゃんとやるっていう。そういうことを繰り返していけばいいだけの話や、それは」

−糸原が準備していたと

「なんかそんな感じやったよ。そろそろくるんちゃうかなと」