第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に出場する帯広農と白樺学園が12日、帯広市役所での応援セレモニーに参加した。

21世紀枠の帯広農は、13日から4泊5日の兵庫遠征に出発。20年初の屋外グラウンド練習を前に、エースの井村塁主将(2年)は「僕たちはまだまだ力が足りない。気を引き締めて臨んできたい」と意気込んだ。

3つのテーマを掲げ、遠征に臨む。前田康晴監督(43)は第一に結束力強化を挙げた。「甲子園に行くと長期遠征になる。ここで1回、一緒に過ごすことで、そういうことにも慣れるし、密に意思疎通が図れる」と説明した。昨年、初めて夏休みに秋田遠征を行い、金足農などと練習試合を行った。新チーム結成直後に監督や選手同士の会話が増え、相互理解力がアップ。その成果は、全道大会4強という形であらわれており、再び遠征効果を狙う。

第2、第3のテーマは戦力見極めに関する部分だ。前田監督は「誰が(打撃で)勝負強いのかと、投手が入れ替わった際にワンポイントで(守備に)入るメンバーを誰にしたら良いかを判断したい」という。遠征終盤16、17日には、ほっともっとフィールド神戸などで紅白戦を実施。強打からバント、エンドラン等、勝負どころの1打席でチャンスを広げられる戦力を見いだす。

昨秋全道4強の18人を土台に、競り合えそうな4〜5人をピックアップするのが狙い。「全体で22〜23人ぐらいに絞り込めたら」と前田監督。3月の最終登録に向け、今遠征で“1次試験”を突破できた選手から、聖地に立つメンバーが絞り込まれる。【永野高輔】