<オープン戦:大商大4−2立命大>◇22日◇立命大グラウンド

立命大のルーキーで昨夏の甲子園V戦士、桃谷惟吹(いぶき)外野手(1年=履正社)がリーグ戦デビューへ向け、爪痕を残した。

昨夏の甲子園で5試合連続で初回先頭打者安打を記録。本塁打、二塁打、単打、二塁打、三塁打の順で「初回サイクル」を達成するなど、履正社の初優勝を支えたリードオフマンだ。

この日も高校時代からの定位置「1番・右翼」で先発フル出場し、4打数1安打。初回、初球の外角直球を右前に運んで出塁すると、走塁も積極果敢だった。捕手のけん制球がそれた間に二進すると、1死後、相手の暴投ですかさず三進。3番打者の左飛でタッチアップしたが、これは本塁でアウト。得点には結びつけられなかったものの、イキのいいプレーで存在感を発揮した。「甲子園で自信がついた。初球からどんどんいくことを意識した。先頭で出れたのは大きかったです」。

この日で入部後、3試合目。デビュー戦となった17日の龍谷大戦でも第1打席にヒットを記録しており、後藤昇監督(59)も「ヒットを打つ確率は(立命大OBの)辰己(涼介=現楽天、関西学生リーグ歴代2位の122安打)よりも高いんじゃ。(リーグの)通算安打記録を狙える」と、田口壮(関学大、現オリックスコーチ)が持つ123安打のリーグ記録超えを期待する。来月から春季リーグ戦が開幕予定。同監督は「高いですね、今のところは」と試合で起用する可能性も示唆した。

桃谷は「まずは100を目指したい。(試合に)使ってもらったら思いっきりいこうと思います」と物おじする様子は一切ない。「野球するなら、ぼうず(頭)のほうが良いですね」と伸びた髪を初々しく笑う18歳が「立命のヒットマン」を目指す。