今年旗揚げ25周年を迎える大日本プロレスが団体存亡の危機に陥っている。昨年10月に巡業バス、同12月に機材などを載せるトラックが故障。

今月8日にもう1台のトラックも故障し、計3台の自社車両が全滅。登坂栄児社長は11日、都内で会見を行い「ゴキブリみたいな団体ですみません…」と恐縮しながら、トラック募金の実施を発表した。

この日の後楽園ホール興行は、レンタカー2台に積載量ギリギリで荷物を詰め何とか乗り切ったが、今後遠方への巡業となるとトラック1台約2万円、バス1台約25万円のレンタル費用が1日ごとにかかるため、経費がかさむ。3月の西日本、4月の札幌巡業までに新たに購入したいところだが、バスは約750万円、トラックは1台450万円かかる見込みで、資金繰りが難しいという。登坂社長は「今までにないピンチ。戦後広島カープのたる募金のように、ぜひ助けていただきたい」と訴えた。

原因はいずれも事故ではなくラジエーターなどの故障によるもの。数年間でバスは70万キロ、トラックは40万キロ、70万キロそれぞれ走行しており、度重なる巡業で車も限界にきていた。グレート小鹿会長は「よう働いてくれた」と3台の車をねぎらい、「車がなくて困っている。みなさん1つお願いします」と協力を求めた。

実は04年にもトラック募金を行っていた。北海道・北見大会の移動中にトラックが横転。運転していた山川竜司と当時部長だった登坂氏、村上リングアナは無事だったが、車は大破し、使えなくなった。その後、ファンからの募金約130万円と、団体で集めた数十万円でトラックを買い戻せたものの、今回は被害の規模が違う。「本当にピンチ。助けてほしい」と登坂社長はSOSを繰り返す。令和のたる募金は実るのか−。

募金は各会場の募金箱に加え、専用口座で受け付ける。

トラック募金受付口座

三井住友銀行新横浜支店普通口6507305 有限会社四ツ葉工芸