全国高校サッカー選手権で県勢初の4強入りした帝京長岡からJクラブに加入するFW晴山岬(J2町田ゼルビア)、MF谷内田哲平(J2京都サンガ)、DF吉田晴稀(J2愛媛FC)が15日、同校で会見した。すでに晴山は13日にJ2町田の新加入選手会見に臨み、次への1歩を踏み出した。プロ入りする3人は「代表」での再会を約束。有力大学に入学する4人も同日、抱負を語った。

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プロ入りする3人はそれぞれ加入するJクラブのユニホームに身を包んでいた。FW晴山はブルー、MF谷内田がパープル、DF吉田晴はオレンジ。帝京長岡のグリーンのユニホームに袖を通す機会はもうないが、日の丸をつけたユニホームで再会を誓った。晴山は「チームでまず活躍して(4年後)のオリンピックに行けるように頑張りたい」と言った。厳しいプロの道を選択した顔つきは笑顔満開ながら、強い決意を内面に秘めていた。

会見場には浅川節雄校長(70)が用意した全国サッカー選手権で県勢初の4強を祝うケーキが飾ってあった。晴山は同選手権で2大会連続のハットトリックを達成し、大会優秀選手にも選出された。まさにサッカーの申し子で「岬」という名前はマンガ「キャプテン翼」の主人公とコンビを組む「岬太郎」の姓にちなんで父匠さん(48)が命名。誕生日の01年6月30日は、02年日韓W杯決勝(ブラジル−ドイツ)のちょうど1年前で1歳の誕生プレゼントに公式試合球を贈られ、ずっと蹴っていた。「代表に入って定着したい」と最大の目標はもちろん、W杯出場だ。

「FWでも守備の回数を増やす。そのために運動量を上げていく」と晴山は献身的に守備をしながらゴールを量産していくつもり。20日から町田の練習に合流する予定でJ2開幕は2月23日。卒業式は3月3日だが、古沢徹監督(34)は「メンバー入りしたら卒業式には出席しない。その方が、うれしいんですけどね」という言葉で教え子に期待していた。【涌井幹雄】

▽MF谷内田哲平(J2京都に入団)「アルビ(J2新潟)サポーターの前でゴールを決めたい」

▽DF吉田晴稀(J2愛媛に入団)「目標は代表入り。海外で活躍する選手になりたい」

▽FW矢尾板岳斗(中大へ進学)「4年間で成長して、4年後はプロになりたい」

▽GK猪越優惟(中大へ進学)「レベルは高いと思うが、1年から活躍するよう頑張りたい」

▽MF田中克幸(明大へ進学)「伝統に恥じないプレーをして、いち早くチームに貢献したい」

▽DF丸山喬大(日大へ進学)「1年目から試合に出てチームを関東1部に昇格させて4年後はプロ」