東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期決定から一夜明けた25日、県内のサッカー五輪候補が胸中を明かした。

同競技の男子代表は、原則23歳以下で構成される。来年も出場資格を持つJ1清水DF立田悠悟(21)とDF岡崎慎(21)は延期決定を冷静に受け止め、クラブでの活躍を誓った。

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清水の立田は、クラブでの活躍に集中する覚悟を示した。東京五輪の延期が発表されたが「オリンピックがゴールじゃない。モチベーションが落ちることはない」と強調。「清水の新しいサッカーをものにすることが、代表入りへの近道になる」と分析した。

立田は現在21歳。自身は来年も出場資格を持つが、年齢制限を上回るU−23日本代表メンバーも出てくる。「自分が決められることではないが」と前置きした上で「このメンバーでずっとやってきたので。感情的には難しい」と神妙な面持ちで話した。

清水の選手が五輪メンバーに選出されれば、2012年(平24)のロンドン五輪に出場したMF村松大輔(30)以来2大会ぶり。クラブの下部組織出身の立田は「清水から出場するのは、自分の役割だと思う」。大舞台へ向け、今は足元を固めていく。【古地真隆】

○…清水の岡崎は、東京五輪延期の発表を心静かに受け入れた。「いつ選手が感染してもおかしくない状況。仕方ないことだし、驚きはしなかった」と理解を示した。さらなる出場機会を求めて、東京から期限付きで今季加入。今は所属チームでのアピールに専念する。「清水で試合に出れば(代表入りの)チャンスが増えると思う。どう転んでも良いように、心と体の準備をするだけ」と気を引き締めた。