<J1再開が待ち切れない日刊スポーツ記者が選ぶカズの「思い出のゴール」(4)>

カズダンスをJ1で再び−。7月4日にJ1が再開する。注目はプロ35年目を迎えた横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)。ワールドカップ(W杯)が遠かった時代、サッカーを国民的スポーツに押し上げたレジェンドの偉業を、全サッカーファンが待ち望んでいる。

日刊スポーツの歴代の担当記者が思い出のゴールについて語ります。

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あれは15年4月5日、J2リーグ磐田戦(ニッパツ)だった。

48歳1カ月10日で決めた、プロ生活30年目、節目の15年初ゴール。公式戦では1年5カ月ぶりの得点に興奮したのか、お約束のカズダンスのフィニッシュ動作が流れて、ビシッと決まらなかった。

カズさんは「五十肩で腕があがらなかったのかもしれないですね」とニヤリ。そして真顔になり「FWはゴール、あの一瞬に懸けて勝負しているようなところがある。自分だけの時間ですから」と言い切った。

取材で追い掛けたのは、たった2年ほど。担当というのもはばかられるが、ゴール&カズダンスを取材できたのは、記者冥利(みょうり)に尽きる。

そして、いつでも取材では、神対応。カズさんが嫌いだという人には、まだ会ったことがない。

【八反誠】(14年担当)