【バンコク(タイ)16日=杉山理紗】東京五輪予選を兼ねたU−23アジア選手権で、日本はカタールとの第3戦を1−1で引き分け、1分け2敗のグループ最下位で大会を終えた。試合後の記者会見で森保一監督(51)は、続投に意欲を示し、五輪本番で結果を出す決意を口にした。次の五輪世代の活動期間は選手の招集に強制力のある国際Aマッチデー期間に予定されている3月の親善試合。森保監督はMF久保建英らA代表組、オーバーエージ組を含めた「最強メンバー」を招集する意向を明かした。

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五輪イヤー初勝利は最後までつかめなかった。前半終了間際にMF田中碧が一発退場。1人少ない日本は後半、小川のゴールで先制したが、またしても終盤の失点で勝利を逃した。未勝利のふがいない結果を受けて、A代表も指揮する森保監督の兼任体制に疑問の声が出ているが、本人に揺らぎはなく、続投への意欲を口にした。

森保監督 この結果の責任はありますが、この先チームと選手をさらに成長させること、五輪で結果を出すことで、責任を果たしていきたい。

次回のU−23代表活動では、“最強メンバー”を再結集させる意向だ。3月の同南アフリカ戦(27日、京都)、同コートジボワール戦(30日、福岡)は国際Aマッチデー期間に重なり、招集に強制力をもたせることができる。昨年11月の同期間に行った親善試合では、MF久保、堂安、DF板倉らA代表組を五輪世代に招集して、最強メンバーと話題になった。

森保監督は3月のメンバー編成についても「全てそうなるかは分からないが、基本的にはそう考えている」と同様の方針であることを明言。同期間でA代表のカタールW杯アジア2次予選2試合も予定されているが、オーバーエージ候補選手の招集にも「考えながら活動につなげていきたい」と含みを持たせた。

金メダルと公言する東京五輪。「足りなかった部分は今後の成長に向けて、しっかり受け止め、監督としても改善できるようにしていきたい」と、立て直しに全力を尽くす考えだ。

▽MF食野(東京五輪まであと半年しかないが)「僕はまだ半年あると思っている。6カ月あれば成長できる。自分は半年でJ3から海外移籍まで行った。(本番に向けて)見とけよ、という感じ。マジでやってやろうと思います」

▽MF旗手「五輪で金メダルという目標に関してはブレる必要もないと思うが、今の状況で取ろうと考えると、僕個人的な意見としては、絶対に無理だと思う。もっともっと1人1人が成長していくことがチームの成長につながる。やらないといけない」