3月23日、F1のCEO兼会長であるチェイス・キャリーは声明を発表し、COVID−19(新型コロナウイルス)の世界的感染拡大を受けて開幕が遅れている2020年シーズンの開催を諦めていないことと、全22戦で行われる予定であったカレンダーは15〜18戦程度になる可能性が高いことを明らかにした。

すでに5月末までの6戦の延期とモナコGPの中止が決まっていた2020年シーズンのF1世界選手権だが、加えて6月7日の第8戦アゼルバイジャンGPも延期を決定。「感染が流動的な現時点ではこれ以上具体的なカレンダーを提示できる状況にない」ことをキャリーCEOも認めている。

毎年8月の夏休みに各チームに義務づけられる14日間のファクトリー閉鎖を、今年は21日間に拡大し3月・4月の間に消化することを義務化。COVID−19の状況が落ち着き次第、カレンダーを組み直して夏休み返上でレースを開催していく意向を固めている。

さらに11月29日に予定されている最終戦アブダビGPの日程を後ろ倒しし、中東や東南アジアなど冬の時期にも暖かい地域のレースを組み込んで可能な限り開催数を確保することも示唆している。

F1は中止となった各レースの開催予定日にF1公式ゲームを使用したeスポーツによるF1ドライバーやプロゲーマーの大会を開き、ネット中継等を通じてファンにエンターテインメントを提供すべく努力を進めている。こうしたことを踏まえながら、キャリーCEOは世界中のF1ファンに対しもうしばらくの忍耐と理解を求めた。(米家峰起通信員)