<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本0−3ポーランド>◇女子予選ラウンド第1週◇19日◇トルコ・アンタルヤ

世界ランキング8位の女子日本代表が、初黒星を喫した。

同3位のポーランドにストレート負けし、開幕からの連勝は3でストップ。平均身長188センチと日本を10センチも上回る相手に3セットで12本のブロックを献上。真鍋監督は「やはり1セット(S)目の終盤、連続失点が大きかった」。第1S、23−18から6連続失点。最後も荒木が止められセットカウントを先取された。0−2で後がなくなった第3Sは前半5得点と苦しんだエース古賀をスタメンから外して打破を狙ったが、反撃は及ばなかった。

最後に負けたが、トルコ大会は世界1位のトルコをアウェーの中、フルセットで破るなど3勝1敗と健闘した。古賀主将は「良かったところと課題を整理して、チームで話し合って改善していきたい。しっかり勝つところまで持っていく」。28日からは、ブラジルや中国など強敵が待つ、予選R第2週の中国大会が始まる。残り5枚のパリ切符獲得に向けて、仕切り直す。

■展望 取りこぼし厳禁

予選ラウンド第2週・中国大会は、残り5枠となったパリ切符を目指す日本(世界ランキング8位)にとって大切な1週間となりそうだ。初戦は強豪ブラジル(同2位)、最終日のドミニカ共和国(同9位)も侮れない相手。注目は3戦目に激突するアジアのライバルでホームの中国(同6位)。五輪出場枠は予選ラウンド終了時(6月17日)の世界ランキングで決定。

日本は(1)アジア&オセアニアで最上位、または(2)出場権のない国の中でアフリカ大陸トップを除いた上位3カ国に入ることが条件。中国との直接対決では何としても勝利したい。現在のランクに当てはめると、万が一中国に(1)を奪われた場合でも(2)で出場権獲得。ランキングは一戦ごとに変動する可能性があり、上位国だけでなく、下位国に取りこぼさないことも重要になる。