5歳と3歳の子どもを育てるママが、家にある定番おもちゃを再チェックしたり、手芸遊びを取り入れたりして、子どもたちが楽しく没頭できるよう遊びを工夫しました。「没頭度」が特に高かった遊びについて、工夫のポイントや注意点などと共にお伝えします。

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小さい子どもを見ながらの在宅勤務では、思うように仕事がはかどらず焦りますが、一方で、家の中でエネルギーを持て余す子どもの様子も気になります。子どもが夢中になって楽しめる遊びはないものか。ある程度の時間、親のサポートがなくても楽しそうに没頭できているなら、親は安心して自分の仕事に取り組めそうです。

そこで、子どもがじっくり遊べそうな知育おもちゃと、ストレス発散や運動不足解消を兼ねたカラダを使うおもちゃをチェックしてみました。さらに、子どもの興味を遊びに生かすために、おばあちゃんから一人遊びを可能にするアドバイスをもらいました。

■ビルダー系と細かいブロックは今回はナシ

筆者の家では普段、子どもたちが持っているおもちゃのすべてをリビングに出さず、一定期間ごとにローテーションでリビングのおもちゃ箱の中身を入れ替えています。しばらくしまっておいたストックから「没頭度」の高そうなものをチョイスし、今使っているおもちゃ箱へ再投入しましたが、難しかったのは、3歳児が没頭できるおもちゃを探すことでした。

特に自分で組み立てて車などを作る「ビルダー系おもちゃ」と、テーマ別の「組み立てブロック」は今回はナシ。もともと上の娘のために購入したものでしたが、娘は適応年齢を過ぎているため、3歳の息子に遊んでもらおうと考えました。しかし、興味はあってもまだ一人で遊ぶことが難しいため、親が終始、隣について、一緒に遊んであげる必要が。共に良質なおもちゃですが、「子どもだけで楽しく没頭できる遊び」という今回の目的には合致しませんでした。

試してみたおもちゃや遊びのなかから、「没頭度」が高かった3つを紹介します。子どもたちの反応やポイント&注意点、子どもたちが楽しく没頭できるために親が工夫した点をお伝えします。没頭度は記者の主観で3段階で評価したものです。参考にしてみてください。

■音の出る定番おもちゃで楽しく没頭する工夫

1【ピカピカひかるピアノ】


音が出るおもちゃは、小さい子どもがいる家でよく見かける定番おもちゃの一つです。わが家にはすでにシンプルなピアノおもちゃはありましたが、ピアノを習ったことのない子どもたちはひき方が分からないため、たびたび「ママ、いっしょにひこう」と声がかかる状況でした。どうもピアノには興味がありそうなので、少しでもひけたら自分たちだけで楽しめそうな予感。そこで「興味はあるけど、ひきこなすためのスキルはない」のギャップを埋めたいと考えました。

今回試したのは、ひきたい曲に合わせてピアノの鍵盤が光りガイドをしてくれるというもの。白盤が10個しかないブックタイプのピアノですが、特にピアノを習ったことのない子どもたちが、知っている曲のメロディーをゆっくり奏でるだけなら十分だろうと判断しました。

実際使い始めると想像以上のハマりようでした。娘にいたっては、1時間強の没頭っぷり。連日ガイドの光を追ってなじみの童謡曲を一生懸命練習。一方、3歳の息子は飽きてくると、どの鍵盤をひいても間違いなくひけるという「かんたん」機能を使ってピアニスト気分を堪能。「自分でひける」という達成感が味わえる点が子どもたちにうけているようです。

数週間がたち、娘がある程度ひけるようになったころから、「指を全部使ってひいてみよう」と声をかけて少し遊びのハードルを上げてみることに。同時に、しまってあった鉄琴をおもちゃ箱に入れました。

娘はよりピアノに近づけた感覚を味わったり、鉄琴でも同じようにひいてみようと練習したり、試行錯誤を重ねています。一方、息子もピアノをひく姉の隣で鉄琴をたたき、一緒に演奏している感覚を楽むなど、きょうだいで一緒に遊ぶことにも成功。

【ポイント】
●幅広い年齢で遊べる
●音階の基本が学べるかも
●0、1、2歳児向けだが、ピアノ初心者の3歳と5歳も楽しめる

【注意点】
●音が気になることも

【親の工夫】
●ひけるようになってきたら、少しだけハードルを上げる声がけをした
●遊びの幅を広げたり、きょうだい一緒に遊べたりできるよう、しまってあった他の楽器おもちゃを出した『光る★音でる♪知育絵本 ピカピカひかるピアノ 〜けんばんが光るガイドつき〜』2530円(税込み)朝日新聞出版編