合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は、新しいライフスタイルの一つとして増えつつある、家飲みがおいしく、楽しさも倍増する、アイデア調理道具を紹介します(価格はすべて税別)。

◇  ◇  ◇

こんにちは、飯田結太です。新しいライフスタイルが定着してきましたが、その中で楽しみ方が変わってきたのが、夜の晩酌ではないでしょうか。家でお酒を楽しむようになった人も増えたのではないかと思います。あるいは、オンラインでつながりながら、友人や離れて暮らす家族と乾杯することも。ただ、家で飲むと今一つ華やかさに欠けたり、レストランやバーで楽しむようなワクワク感がなくてさみしいと感じることがあります。私も一時期飽きてしまい、何か楽しめる道具はないかと探しました。

今回はいつもの家飲みが、いつもの酒のつまみが、ぐんと華やかに、おいしく、楽しくなる調理道具を紹介します。

■普通の食材が、うまみたっぷりの味わいになる焼き網

辻和金網「手付焼網」大(4000円)225×225ミリ、小(3000円)150×150ミリ、ステンレス製

私の家飲みで一番出番が多いのは、焼き網です。朝は食パンを焼いて、夜はシシャモやホタテ、キノコ、エビなどを焼いて楽しんでいます。

京都の老舗金網細工専門店、辻和金網の「手付焼網」は、手で編まれている金網。美しい網目で頑丈なうえ、足つきの焼き網と焼き網受けを一体化させたもので、プロの中でも一目置かれている商品です。一般的な1枚焼き網に比べると、焼き網受けがあることで、直火にならず、熱がじんわりと食材に伝わるので、とてもジューシーに仕上がるんです。身近な食材が、炉端焼きの専門店で出された料理のように美味になります。

おうち時間が増えて、夜もせかせかせずにのんびりと時間を楽しめるようになったからこそ、レンジでチンするのではなく、わざわざ焼き網で酒のつまみを作ることが楽しいと感じるようになりました。この焼き網は大人の男性にこそ使ってほしい調理道具です。

大サイズは、焼き網が上がるので、ごみの処理もラク