「YS−11」戦後初の国産旅客機、あす最後の一般公開 機体は解体へ 熊本

「YS−11」戦後初の国産旅客機、あす最後の一般公開 機体は解体へ 熊本

 熊本県益城町の熊本空港に展示されている戦後初の国産旅客機「YS−11」が、14日(土)の「空の日」イベントで一般公開を終える。同空港の民営化に向け、熊本地震で被災した国内線ビルをいったん移転する仮ターミナルが展示場所一帯に建設されるため。機体は解体される見通しで、関係者は「往年の名機が県内で見られる最後の機会」と話している。

 YS−11は、1962〜73年に182機が製造された約60人乗りのプロペラ機。同空港の展示機は航空大学校の訓練機や、国土交通省の検査機として活躍。その後、パイロットや航空整備士の養成課程を持つ崇城大(熊本市)が教材として使用していた。2013年に同空港を運営する熊本空港ビルディングが譲り受け、空港駐車場脇に展示していた。

 月1回、第2土曜日に機内も特別公開し、これまで約2万8千人が見学。操縦席にも座ることができ、ファンに親しまれた。しかし、地震後に持ち上がった空港民営化に伴い、仮ターミナル建設が決まり、移設も検討したものの適地が見つからなかったという。

 YS−11は06年に国内路線から撤退し、現在は航空自衛隊に残るのみ。熊本空港ビルの古森誠也企画営業部長は「感謝の気持ちを込めて見送りたい」と話している。14日の特別公開は午前10時〜午後4時。

=2017/10/13付 西日本新聞朝刊=

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