夫婦でよみがえらせた草原 全国から見学客 20年の物語を絵本に 熊本・阿蘇

夫婦でよみがえらせた草原 全国から見学客 20年の物語を絵本に 熊本・阿蘇

 草原の維持が課題となっている熊本県阿蘇地方の荒れ果てた放牧地を、希少な草花が咲く丘に再生させた野草園がある。同県高森町の「花咲盛(はなさきもり)」。ある夫婦が数年がかりでよみがえらせ、全国から見学客を引き寄せたが、病気を機に管理を諦めた。十数年の活動を、仲間が絵本にした。伝えたいのは、夫婦の足跡と、阿蘇の自然のサイクルだ。

 夫婦は熊本市東区の宇野公子さん(73)と夫の教光さん(83)。1999年、高森町の山奥にあるすり鉢状の丘約10万平方メートルを購入し、自力で整備して2006年に野草園をオープン。そこを花咲盛と名付けた。

 「最初は見渡す限りのやぶでした」と公子さん。牛が放牧されていたのは半世紀ほども前。夫婦2人で伸び放題の草を刈り、木を切り倒し、復活させた草原には草花が芽吹いた。一度は好みの庭園にしようとチューリップを何千株も植えたが、植物学者に「阿蘇特有の花を生かすべきだ」と指摘され、全て引き抜いた。その後は自生する草花を大切にし、新芽を促すため春の野焼きも再開した。

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