佐賀県鳥栖市藤木町で美容室「With」を営み、着付け教室を開く中野ちあきさん(64)が、着るのに2分しかかからないオリジナル着物「Chiaki和&服(わんだふく)」を販売している。帯や上着に面ファスナーを活用し、一人で簡単に着脱できる。中野さんは「着物が普段着のように身近な存在になれば」と思い描く。

 中野さんの着物は、上着とスカートに分かれる。襟付きの下着を着て、スカートを履いた後、上着を羽織り、結び目が付いた帯を面ファスナーで留める。

 「着付けがわからない若い世代でも手軽に扱えるのが特徴」と中野さん。布の素材にポリエステルを使っており、何度でも洗濯できるという。

 中野さんは鳥栖市出身。美容専門学校を卒業し、関東地方で美容室を経営。その後、福岡市の呉服店で7年間、着物の販売を担当したが、「特別な日しか着物が売れず、もったいないと感じた」という。2016年、友人から海外で着物を売ろうと誘われ、商品開発を始めた。

 これまでに約200着を制作。成人女性を想定したMとLの2種類だが、「男性ものも作ってみたい」と意欲を語る。襟付き下着、着物、帯の3点セットで5万3400円(税別)から。問い合わせは、With=0120(84)8205。(星野楽)