宮崎県の高千穂町観光協会は3月から、観光名所である高千穂峡の貸しボート(定員3人、30分)について、1艇当たりの基本料金を2千円から4千円に値上げし、完全予約制を導入することを明らかにした。客が詰め掛けて最大9時間半の待ち時間が生じることもあり、周辺の交通混雑を招くなどオーバーツーリズム(観光公害)が問題となっていた。

 貸しボートは、年間14万人以上が利用する人気スポット。協会によると、これまでは当日受け付けのみで、基本料金に3人分の賃料が含まれていた。改定後は、2人目から大人千円、未就学児500円が加算され、大人が3人乗ると計6千円になる。

 協会は予約制導入に伴い、町内に宿泊する観光客への優先枠も設定する方針。値上げに伴う収益はボートの保守点検や補修などに充てる。

 町内の高千穂神社で毎晩行っている神楽の拝観料についても、1人700円から千円(小学生まで無料)に3月から値上げする。 (佐伯浩之)