今年1月のバレーボール全日本高校選手権女子で優勝した大分県中津市の東九州龍谷高が記念の石碑を制作しようとしたところ、新型コロナウイルスによる肺炎拡大の影響で中国側の物流が混乱し、石碑が輸入できずに設置を延期したことが12日、分かった。

 関係者によると、8大会ぶり7度目の優勝を果たした同校は1月中旬、中津市内の石材会社に優勝記念の石碑制作を依頼。石材会社は中国・福建省の業者に石碑を注文した。石材会社は「日本の石材を使って日本人の職人が制作した場合、価格は中国製の3倍以上に跳ね上がる。技術力のある中国に依頼するのは一般的」と話す。

 当初、春節(旧正月)の大型連休を挟むことから石碑の到着を今月20日に予定。月内に同校敷地内に設置する手はずだった。今月7日、中国の業者から「物流が寸断され、従業員も足止めされて確保できず、輸出できるめどが立たない」と連絡が入ったという。

 石碑は高さ184センチ、幅173センチの御影石製で、費用は約100万円を予定していた。中国の物流が正常化した段階で改めて手配するという。同校は「優勝メンバー23人のほか、行政や商工業関係者にも参加してもらい、盛大に祝いたかったが、残念です」と話している。 (吉川文敬)