青空が広がった21日、熊本県の阿蘇山麓と北外輪山で一斉野焼きがあり、阿蘇カルデラは壮大な野火と煙に包まれた。風が強い日で、計画区域外の6カ所に飛び火。消防車や消防ヘリが消火に当たった。けが人はなかった。

 農家の減少や高齢化に伴い、県内外のボランティアの支援を得て、例年は時期をずらして順次実施する。しかし、今年は雨天延期が続いて大規模になった一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、参加者はやや少ないという。

 この日は48牧野(計8900ヘクタール)で実施。阿蘇山上に続く登山道沿いにあり、円すい形の山容で知られる「米塚」も炎に包まれ、多くの写真愛好家がカメラを構えた。(佐藤倫之)