「最後の挑戦という気持ちで挑んだが、今回もまた負けてしまった。本当に申し訳ない」。22日投開票の熊本県知事選で落選した元熊本市長の無所属新人幸山政史氏(54)は時折涙ぐみながら、同市東区の事務所で支持者に何度も頭を下げた。重苦しい雰囲気の中、ねぎらいの拍手が響いた。

 2016年の前回知事選は30万票差で蒲島郁夫氏に敗北。その直後から再挑戦を公言し、4年かけて県内の全45市町村を回った。選挙期間中は「前回にない手応えとみなさまの期待を感じている」と意気込んでいたが、自民、公明両党が全面支援する現職陣営の組織力にはなすすべがなかった。

 今後の政治活動については、長い沈黙のあと「区切りを付けたい」と表明。「県議選、市長選とこれまで好きに挑戦させてもらった。最後はみなさんの元に出向いて相談させてもらい、最終的な決断をしたい」と述べた。(壇知里)