校旗返納式の最後に校歌を歌う小塩小の児童

 本年度で閉校する福岡県うきは市の市立小塩小(米倉典子校長、19人)で22日、校旗返納式があった。新型コロナウイルス感染症の影響で、当初予定していた閉校式は取りやめた。規模を縮小して、児童や市教育委員会関係者ら約30人で開き、146年間の歴史に幕を下ろした。

 小塩小は1874(明治7)年に創立された。卒業生の総数は約4200人。1961(昭和36)年には最多の67人を送り出した。当時は全校児童数が300人を超えていたという。

 その後少子化が進み、2000年には複数の学年が一緒に学ぶ複式学級が始まった。新年度からは御幸小に統合される。

 高木典雄市長は式で「このような形で歴史に幕を閉じることに心苦しさを感じるが、受け継がれてきた理念や歴史はいつまでも語り継がれる。支えてきた地域や教職員の皆さんに感謝したい」と述べた。

 米倉校長は児童に「皆さんの学校生活はこれからも続きます。4月からはたくさんの新しい友達をつくり、自分の歴史をつくってください」と語りかけた。続いて米倉校長と6年の杉紗里奈さんが、麻生秀喜教育長に校旗を手渡した。

 最後は全児童で校歌を合唱し、学びやに笑顔で別れを告げた。(糸山信)