災害被災者を支援している日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)が、新型コロナウイルスの影響で車検費用を出せない人に、車両を無料で貸し出す事業に当たっている。26日には第1号となった佐賀県嬉野市の男性(39)に軽乗用車1台を貸し出した。

 政府はコロナ対策として、今年2月28日以降に満了を迎える車検証の期限を7月1日まで延長するようにしている。今回の事業対象は新型コロナの影響で収入が減少し、期限が延長されても経済的事情で車検を受けられなかった人。乗用車を最大3カ月無料で借りられる。同県武雄市東川登町の小山路窯内に開設した同協会九州支部に来ることが条件になる。

 男性は親の介護の時間が取りやすいことから飲食店のアルバイトで生活していたが、コロナで収入が半減。「親の世話にも使う車がないと不便。無償貸与は素晴らしい」と語った。

 協会の吉沢武彦代表理事は「支部を設けた佐賀、九州の人の役に立てば」と話している。貸し出し受け付けは7月15日まで。専用電話=070(1146)6506。

(古賀英毅)