最終日、営業終了間際まで市民らで混雑した店内=6月30日夜、福岡市・天神のジュンク堂書店福岡店(撮影・木村貴之)

1カ月余の“一休み”

 福岡市・天神のジュンク堂書店福岡店が30日、入居ビルの建て替えに伴い、一時閉店した。2024年末完成が見込まれる新ビルへの再出店に向け、近隣の天神西通りに仮移転して8月上旬には営業を再開する予定。閉店は1カ月余の“一休み”だが、関係者らは19年間営業を続けた現店舗との別れを惜しんだ。

 福岡店は01年、大型複合ビル「メディアモール天神(MMT)」に出店した。地下1階〜地上4階に入居し、売り場面積約6800平方メートル、蔵書数約140万冊は九州最大規模。同市中央区大名の商業ビル「西通りスクエア」(1〜3階)に仮移転後、売り場面積は約3分の1に、蔵書数は半減するが、天神エリアではなお最大規模という。

 現店舗では最終日までフェアやセールが催され、店内は終日、多くの市民でにぎわった。午後8時の営業終了後、正面出入り口に細井実人店長がエプロン姿の従業員たちと最後の客を見送り、ファンらに「19年間のご愛顧に感謝します。8月、天神西通りでまた会いましょう」。全員で深く一礼するとシャッターが下りた。(木村貴之)