熊本県南部を中心に甚大な被害が出た豪雨で、県は14日、同県人吉市で新たに1人が心肺停止状態で見つかり、1人が行方不明となっていると発表した。同県津奈木町で遺体で発見された2人については、行方不明だった丸橋ミチ子さん(83)と長男の貴孝さん(58)と判明。県内の死者は64人、行方不明は5人となった。

 一方、大分県によると同日正午ごろ、大分市荏隈の大分川で男性の遺体が見つかり、同県由布市挾間町北方の安部善伸さん(45)と確認された。死因は水死とみられる。

 県などによると、安部さんは7日夜から8日未明にかけて車でコインランドリーに向かった後、川の氾濫に巻き込まれたとみられる。安部さんは大分市内の物流会社勤務。知人男性は「明るい人。行方不明になった日は同僚に『雨大丈夫ですか』と聞かれ、『大丈夫』と答えて自宅に戻るのを見掛けた」と話していた。

 鹿児島県南さつま市の万之瀬川でも同日午前10時40分ごろ、男性の遺体が見つかった。県警は、行方不明の同市金峰町白川、新聞配達員神野久雄さん(63)とみて確認を急いでいる。