東京五輪の1年程度の延期で焦点となっている代表内定選手の扱いについて方針を示す競技団体も出ている。全日本空手道連盟は代表内定を出した8人について原則は代表に選ぶことを明らかにした。これにより、ともに福岡市出身の組手男子75キロ級の西村拳(チャンプ)と同女子55キロ級の宮原美穂(帝京大職)の五輪出場は決定的になった。

 同連盟は世界空手連盟が出場規定について方針を取り消さない限り、代表は代えない方針。各階級には開催国枠があり、現段階で日本人選手の出場は確定している。

 西村は25日、「延期になっても自分がするべきことは変わらない。一日一日を大事に過ごし、本番に向けて準備します」とコメントしている。

 開催国枠があるボクシングも日本連盟が男女計6人の内定選手については再選考を行わないとした。九州ゆかりの選手では成松大介(自衛隊)、岡沢セオン(鹿児島県体協)が内定を得ている。女子マラソンで一山麻緒(ワコール)、女子20キロ競歩で藤井菜々子(エディオン)が代表に決まった陸上も日本陸連が再選考をしないことを明言している。

 バドミントンは4月28日付の世界ランキングで各国代表を確定する規定で、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)と女子ダブルスの福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)が代表入りを確実にしていた。だが、選考レースが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一時凍結。世界連盟から選考の詳細の発表を待つことになった。

 素根輝(環太平洋大)や大野将平(旭化成)が代表に決まった柔道や浜田真由(ミキハウス)が内定しているテコンドーなどは内定選手の取り扱いについて検討中だ。