◆日めくりソフトバンク 誕生15周年

 ソフトバンク球団は今年15周年。球団がソフトバンクとなった2005年からの出来事を、過去の西日本スポーツ掲載記事で振り返ります。

 2019年6月29日の出来事は…。

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 球団20年ぶりの一発が生まれた。1点を追う9回2死一塁、日本ハム・石川直也の高め直球を捉えた上林誠知の打球は、逆方向の左翼フェンス最上部付近を直撃。跳ねた打球は一度スタンドに入ったようにも見えた後、グラウンド中堅付近に落ちてきた。塁審の判断はインプレー。日本ハムナインは本塁打と認識したのか、一瞬きょとんとした表情を浮かべて動きが止まった。

 「左翼手の動きを見て入ったかと思ったけど、打球が戻ってきたのは見えた。(三塁コーチの)村松さんが手をグルグル回していたので、一生懸命走った」。自身初のランニング本塁打。逆転、決勝の肩書まで付いて土壇場でチームを3連勝に導いた。

 ホークスではダイエー時代の99年に小久保裕紀が満塁で記録して以来のランニング本塁打。村松有人コーチは「三塁塁審が(インプレーを意味する)セーフとしていたので、自分で(本塁打と)判断せずに、やれることはやっておいて良かった」と説明した。骨折明けの右手に痛みを抱えながら、気を緩めることなく最後まで上林がしっかり走った結果の一発だった。