今では日産ミニバンの代名詞「ハイウェイスター」を96年にカタログモデルとして追加。エアロパーツをまとったスポーティーなルックスで人気モデルとなった日産ラルゴ。

 そんなラルゴに深い思い入れを持っているのが、20代前半という若さの彼女。「ラルゴは私が生まれて間もなく両親が新車で購入して、中学生になる頃まで家にありました。いつもラルゴと一緒で、たとえば毎日、母が幼稚園の送り迎えをしてくれたのもラルゴ。私をクルマに乗せて助手席ドアを閉めて、今度は運転席のドアを開閉して、エンジンをかけて、足踏み式のパーキングブレーキを解除して、走り出す。その一連すべての『音』が記憶に残っているんです。だから、私が初めて買うクルマは『絶対にラルゴ!』って決めていたんです」とラルゴのことを語り出したら止まらない。

 この個体を入手したのは2015年春。念願のラルゴライフが始まったが、悲劇が訪れる。同じ年の秋、信号無視のクルマと衝突し、フロントまわりが大破してしまったのだ。結局、修理できることとなったが、彼女は泣き続ける毎日だった。この事故は大きな転機となり「これからは私がラルゴを守る。絶対に安全運転をする」と心に誓った。「ラルゴを失う恐怖は2度と味わいたくありませんから」と話す彼女とラルゴの蜜月はいつまでも続くだろう。

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