中学時代の思い出の1台R31を駆り、休日1000円の高速でツーリング 誰しも子供の頃、「動く乗り物」に憧れる。きっかけは人それぞれだから面白いのだが、若くしてR31スカイライン、しかも4ドアに乗るということは、かなりのレアケースだろう。

 現在27歳の吉田英幸さんは、物心つくかどうかの頃からクルマ好き。幼い頃に放映された『西部警察』や『あぶない刑事』の影響も大きかった。さらに多感な中学生時代、担任の先生が学校まで乗ってきていたのがR31の4ドアだった。思春期の吉田さんに、クルマのカッコ良さが染みこんでいった。

R31 スカイライン

 免許を取得してマイカー探しを始める頃には31しか眼中になかった。31というのはRとF、すなわちスカイラインとレパードだ。まず手に入れたのは後期型レパード。就職してさらにR31を買い足すや、本来欲しかった前期型へとレパードも買い換える。F31はオイルに冷却水が混ざりエンジン載せ替えの憂き目にあうも所有し続け、さらにR31を買い足すという暴挙に出た。

 スカイラインの場合、買った当時はまだ底値ともいえる状態だったので、4ドアの最上級グレード、しかも走行6万kmのクルマが非常に安価に手に入った。それからというもの、インターネット世代らしくネットを活用して、各地にスカイラインの輪が広がった。高速道路が休日1000円になったこともあって、最近では遠出する機会も増えたという。

 角張ったスタイルが最高と語る吉田さんにとり、趣味と実用性を兼ね備えたR31は最強の伴侶でもあるようだ。




免許を取る前からR31スカイラインに憧れていた吉田さん。当然のようにカタログやプリンスディーラーで売っていた小冊子「PMAGAZINE・ピーダッシュマガジン」(当時の定価230円)をコレクション。




それ以外に営業マン用としてプリンスディーラーに配布された「R31型系車の紹介」や「車種記号一覧No.3」、マスコミ各社を呼んで開催した試乗会リポートを集めた「試乗記一挙掲載。」まで所有している。



プラモデル製作も趣味で、所有車とそっくり同じ仕様に仕上げるのが楽しいという。クルマに乗らないときもR31一筋。


ハチマルヒーローvol.12 2009年 12月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)