落語家の立川志らくが言及した映画館の鑑賞マナーについて、視聴者から賛否両論が集まっている。

 話題となっているのは、志らくがMCを務める朝の情報番組『グッとラック!』(TBS系)での一幕。その日を振り返る「志らく一段落」のコーナーの中で志らくは、映画館で上映前のおしゃべりや、前の座席を蹴飛ばす行為を禁止するというアナウンスが流れるものの、それについて山田洋次監督がその風潮に異を唱え、「昔の映画館はおしゃべりしたりゲラゲラ笑いながら前の座席を蹴っ飛ばしたりしていた。それが映画館だ」と話したことに言及した。

 志らくはこれに賛同し、かつて『男はつらいよ』でも観客が主人公の寅さんを応援するあまり、「寅ー! 行ってまえ!」などと映画館で叫んで大盛り上がりしていたといい、「これが映画館の本来の姿なんだ。近頃なんでもお上品にしましょうという空気になってる」と映画館マナーそのものに苦言。「本当にクレームが多い世の中ですが、面倒くさい時代になってきました」と話していた。

 志らくのこの発言に、「確かに、頑なにしゃべっちゃいけないっていうのは寂しいよね」「みんなで盛り上がりながら見た方が楽しい」といった賛同の声のほか、「時代が古すぎる。映画館で椅子を蹴ったりしていいわけがない」「それを迷惑と思う人がたくさんいたからマナーができたんでしょ…」「昔の人は自分のことしか考えてないんだね」といった批判の声も集まっている。

 「現在、映画上映中は基本的には私語は禁止。盛り上がるあまり暴れるというのはもってのほかとなっていますが、一部では『応援上映』と、観客が大声を出したり、ペンライトを持ち込んだりする上映会も増えてきており、『盛り上がりたいなら応援上演を観ればいい』といった声も見受けられました。とはいえ、すべての作品で応援上演が採用されているわけではなく、基本的にはみんなで盛り上がれる人気映画のみ。さらに応援上演以外では多くの人が鑑賞マナーを守り、そのマナーに不満を抱いている人も少ないため、志らくの発言は議論を呼んでしまったようです」(芸能ライター)

 今後も増え続けると思われる応援上映。静かに鑑賞したい人と盛り上がりたい人との二分化が進んでいくのかもしれない。