女優の松たか子が、9日(日本時間10日)に開催された米アカデミー賞の授賞式で歌声を披露した。
 松は、昨年11月に公開されたディズニーアニメ映画「アナと雪の女王2」で、主人公・エルサの吹き替えを担当。同映画の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」が、同賞の歌曲賞にノミネートされており、松ら世界9カ国のエルサ役の声優陣が、英語版でエルサの声を演じるイディナ・メンゼルとともに歌唱した。

 きらびやかなドレスをまとった松は、やや緊張した面持ちで登場すると、「イントゥ〜」の1番を歌ったメンゼルに続き2番の歌い出しを担当。メンゼルの隣に立ち、日本語で熱唱しポーランドのエルサ役につないだ。
 クライマックスでは、松やメンゼルをはじめ、ドイツ、スペインなどのエルサ役10人が圧巻のハーモニーを披露。歌い終えると大歓声と拍手が鳴り響き、緊張から解放された松は満面の笑みを浮かべた。

 日本人がアカデミー賞の授賞式で歌唱するのは初の快挙。「アナ雪2」は日本で1000万人超を動員し、興収130億円の大ヒットを記録している。
 「日本では女優としての地位を確立している松だが、一躍、世界中にその名前が知れ渡ることになった。今後、海外の作品からのオファーがあるかもしれない」(映画業界関係者)

 一方、松とは対照的に、前作の「アナ雪」ではそれなりにヒットに貢献しながら、今回、まったくお呼びがかからなかったのがあの女性歌手だという。
 「前作の日本語吹き替え版『レット・イット・ゴー〜ありのままで〜〜』を担当したMay J.です。曲は日本語吹き替え版のサウンドトラックに収録される“オフィシャル曲”にもかかわらず、歌唱力があってもヒット曲がなかったことから、やたらネット上でたたかれ、松が歌う『ありのままで』の方が高評価されてしまいました。そんな世間の反応もあったためか、『アナ雪2』ではまったく恩恵を受けることができませんでした」(芸能記者)

 今のところ、May J.にとっての唯一無二の代表曲は「ありのままで」から更新されていない。