3月24日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)において、新型コロナウイルスの感染拡大を受けての無観客のテレビ番組収録の様子が語られた。

 先日には、28日放送予定の『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)の収録を行ったものの、当然無観客であり、太田光は「あれ、やりにくかったな」と語った。その理由として、「ただのネタ見せだもん。芸人相手にやりにくいよ。また、忖度で笑ってるんだよ」と、無観客の場を盛り上げようと、後輩芸人たちの笑い声が大きかったと語った。太田はパフォーマンスの出来は良くなかったと自覚しているようで、「我々の情けないネタ見られますんで。芸人前にしていつもより緊張している我々が見られると思います」と自虐ネタで笑いを誘っていた。

 太田は「スタジオ収録はまあ、『サンジャポ』なんかも客もいないし、やっぱりネタっていうのは違和感あったね。俺、平気だよと言っていたんだけど」と話すと、相方の田中裕二から「その自信はどこから来たの?」と呆れつつツッコまれていた。太田は「根拠のない自信あったんだけど、芸人を前だと、精神的に弱くなる。いきなり噛んじゃった」と話し、何でも強気のテンションで突っ走るいつもの姿とは違う面を見せていた。これには、ネット上で「太田さん、繊細なんだな」「かなり正直な気持ち話してるわ」といった声が聞かれた。

 さらに太田は、今回の本当の笑い無き無観客収録で、新人時代に出演していたお笑いライブハウス「ラ・ママ」のネタ見せを思い出したようだ。ネタ見せは新人芸人が、定期的にスタッフや先輩芸人を前にして、ネタを披露するものである。その雰囲気は殺伐としたものである。田中も「昔のネタ見せなんか、睨みつけてますからね。誰も笑わない」と話し、太田も「笑うもんかだったもんな」と振り返った。

 芸人にとってネタをやる場合、やはり「空気感」は重要なのかもしれない。