今年2月、TOKIOの長瀬智也が所属するジャニーズ事務所を2021年春以降に退所する見込みであると、『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた。事務所、長瀬本人とも報道を否定せず、退所の流れは事実のようだ。

 長瀬は退所理由として、音楽活動を自由にしたいといった思いがあるようだ。TOKIOはバンドでありながら、2018年4月に山口達也氏による未成年女性に対する強制わいせつ事件が報じられ、グループ脱退以降は音楽活動を行えていない。同年末には、1994年のデビュー以来、24回連続で出場していた『NHK紅白歌合戦』にも落選してしまった。

 気になるのは、来年春の長瀬退所までに、ロックバンドのTOKIOとして、ラストコンサートなどの何かしらの動きはあるのかという点であろう。当然ながら、そこで焦点となるのが山口氏の復帰であろう。
 山口氏の事件の第一報が報じられたのは、今から2年前、2018年の4月25日の夕刻であった。事件自体は2月に起きていたものの、間が開いたのは、世間がゴールデンウイークへ突入し、週刊誌は合併号で休みとなるため、「後追い報道」をかわすタイミングを狙ったものと言われた。翌26日に山口氏本人が謝罪会見を行うも、涙を流しながら「TOKIOに戻りたい」と話す姿が自分本位であると非難が殺到してしまう。示し合わせたように、5月1日に山口氏の不起訴処分が発表された。ただ、バッシングは止まず、2日にはTOKIOの4人のメンバーによる会見、その後に山口氏の事務所退所が発表された。こうした流れを見ると、やはり山口氏を世間が許す可能性は低いとも言えそうだ。

 事件から1年が経った昨年5月に、山口氏の近影が『女性セブン』(小学館)に報じられ、坊主頭にヒゲをはやしたオラオラ系な姿が話題になった。同年8月には、同誌で約1年4か月ぶりにインタビューに応じ、こちらは5月と打って変わり、さわやかなスポーツマン風の姿であった。記事では芸能界復帰は否定していたものの、長瀬の退所が見えてきた今、改めて山口氏の復帰に注目が集まるのは必然と言える。