新型コロナウイルスでテレビ界も混乱状態に陥る中、ある朝の情報番組に異変が起きている。それが、夏目三久司会の『あさチャン!』(TBS系)である。なんとわずかではあるが、視聴率が微増しているというのだ。
 「去年の同じ時期、2019年5月3日の『あさチャン!第2部』(7時〜8時)はわずか3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)。それに対し、『グッド!モーニング7時台』(テレビ朝日系)は8.0%、『ZIP!』(日本テレビ系)は5.0%、『めざましテレビ・第2部』(フジテレビ系)は6.4%と、『あさチャン!』はテレビ東京を除いて最下位でした。しかし、今年の4月20日を見てみると、『ZIP!』が7.5%、『めざましテレビ 第2部』が8.0%と堅調ではありますが、『あさチャン!第2部』も5.1%と、変わらず一番下ではありますが、増えているのです」(芸能ライター)
 
 同4月17日も、『ZIP!』が7.3%、『めざましテレビ 第2部』が8.2%の中、『あさチャン!第2部』も5.4%と、かつて低視聴率と叩かれていた時期と比べると意外と健闘していることが分かる。そこには、どんなカラクリが隠されているのだろうか?
 「『めざまし』と『ZIP!』が若者層に訴求している中、『あさチャン!』は中高年を取り込もうとテロップも大きく目立たせ、同じように年配層に支持されている『グッド!モーニング』をより強く意識した作りにしています。さらに、芸能やスポーツといったニュースを紹介するタイミングを、わざと他番組と合わせて酷似させているのです」(同)
 
 もちろん、それだけでは視聴者もさすがに振り向いてはくれないだろう。
 「コロナについて語れる専門家をゲストに呼ぶなど、報道色も強めていることも功を奏しているのでしょう。また、もともと夏目のアナウンス技術は日テレ時代から定評がありますから、受け入れられているのかもしれません」(同)
 
 昨年の番組忘年会の席で、視聴率の低迷についての責任を感じた夏目が「私のせいで……。力不足で番組を引っ張れなくてごめんなさい」と号泣したという一部報道もあった。だが、現状をキープし続ければ番組も安泰かと思いきや、そうでもいかないようで……。
 「スタートから6年続けて来られたのは、TBSが夏目と同じ所属事務所・田辺エージェンシーの堺雅人に、2013年7月期に第1シリーズが放送された『半沢直樹』の再登板を口説き続けていたからです。ところが、『半沢』はこの周知の通り、放送が延期。このまま仮に“お蔵入り”となれば、夏目の命運も変わって来ます」(同)
 果たして、どうなるのだろうか。