今やテレビに出たくても収録は中止、撮影は中断と芸能人にとってはツラい時期であろう。だが、これまでには自らの“過ち”によって、テレビ局に出られない、つまり出禁になってしまったタレントも多く存在する。中でも、NHKとモメた面々を紹介しよう。
 
 まずは土屋アンナ。彼女はかつて、宿坊体験をするNHK BSのドキュメンタリー『ココロとカラダ満つる旅 宿坊』に出たのだが……。
 「最初の出演が好評だったため、今度はなんと舞台をアメリカに移し、土屋がネイティブ・アメリカンと触れ合いながら神秘体験をするという企画に転化。スタッフとともにロケに行ったのですが、ディレクターの指示が気にくわなかったようで、アンナがパンチを食らわせてしまったそうです。撮影は中止され、一行もそのまま帰国。この企画もお蔵入りになり、しばらくNHKから出禁を食らっていたのだとか」(芸能ライター)
 
 だが、それも10年以上前のこと。NHKの公式ホームページで、東京2020についてのインタビューにも答えたり、去年はNHK-BSプレミアム『美と若さの新常識〜カラダのヒミツ〜』にも出るなど、雪解けしたと考えてよさそうだ。
 俳優・山田孝之もNHKとトラブルがあった一人。
 「彼はまだ高校生だった2001年、沖縄を舞台にした連続テレビ小説『ちゅらさん』に、国仲涼子演じるヒロインの弟役として出演。同作は好評で、その後も朝ドラとしては異例の続編がパート4まで作られたのです。パート3までは出ていた山田でしたが、彼はその後、映画『電車男』やテレビドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』『白夜行』(以上TBS系)などでブレイク。2007年に制作された『ちゅらさん4』にもオファーがあったのですが、この出演を固辞。アメリカに行っている設定になり、写真のみの出演となってしまったのです。しばらくはNHKと確執があったそうです。ただ、今はNHKのドキュメンタリーのナレーションも多数担当しており、良好のようです」(同)
 そんな中、「出禁王」と呼ばれているのが何を隠そう、明石家さんまだ。
「1985年、連続テレビ小説『澪つくし』に出た彼は、ただ単に立っているだけのシーンにもかかわらず、リハーサルへの参加を強制されることに立腹。リハだけではなく本番もサボってしまい、結局実際のシーンでは、トイレに行っていることとして処理されたというのです。さらに、出ることに嫌気が差した彼は、自分の役の人物を殺してしまおうと、脚本にないにもかかわらず、醤油樽の中に自ら落ちて自殺を図ったそうです」(同)
 
 これが脚本家のジェームス三木の耳に入り激怒され、以降約30年NHKに出禁を食らっていたと言われる。今では、同局で不定期放送の音楽番組『明石家紅白!』も担当しているさんまだが、そんな血気盛んな時代もあったのだ。