プロ野球・阪神の本拠地であり、男子高校野球の全国大会が行われる球場として広く知られる阪神甲子園球場(兵庫・西宮)。15日、その甲子園で女子高校野球の全国大会を開催する案が浮上したことを、『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)が報じている。

 記事によると、日本高等学校野球連盟(高野連)と全国高等学校女子硬式野球連盟は、2月中に情報交換会を開催することを予定しているとのこと。具体的な日程や参加者については未定だが、会の中では将来的な女子高校野球の甲子園開催を視野に入れた話し合いがされる可能性が高いという。

 女子高校野球の全国大会は、春の大会が2000年、夏の大会が1997年からスタートしており、現在は春に「加須きずなスタジアム」(埼玉・加須)、夏に「スポーツピアいちじま」(兵庫・丹波)で開催されている。それぞれの大会は複数回の開催地変更を経ながら約20年の歴史を重ねているが、女子高校野球関係者の中では以前から甲子園での開催を望む声があったといい、実現を前向きに検討する関係者も多いという。

 この一報を受け、ネット上のファンからは「選手にとって励みや思い出になりそうだから賛成」、「女子野球の発展、貢献には絶対に役立つと思います」、「甲子園が目標になれば競技人口も増えるかもしれない」といった賛同の声が挙がっている。

 しかし、「阪神の試合や男子大会の日程が圧迫されるからやめてほしい」、「開催してもスタンドはガラガラ、選手は熱中症っていう末路しか見えない」、「女子の体格、筋力では甲子園は広すぎるし、そもそも甲子園を使う必要はない」という否定的なコメントも多く見受けられた。

 一方、否定的な見方に対して、「高校生の部活にプロ云々の話を持ち込むなよ」、「競技レベルを理由に女子には使わせないっていうのは差別だ」、「プロ・男子優先の考えで、女子選手の可能性を押さえつけるのは間違っている」と反論する声も散見された。

 2019年7月26日には、カブス・ダルビッシュ有も自身のツイッターで、「甲子園の休みの日を多くしてその日に女子高校野球の試合すればいいと思います。女子にもチャンスを」と提言している女子高校野球の甲子園開催。2月に行われる高野連と女子硬式野球連盟の話し合いを含め、実現へ向けた議論は今後も続いていきそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu