プロ野球12球団は23日、都内で臨時12球団代表者会議を行い、シーズン開幕を最短で4月24日にする方針であることを発表した。パ・リーグでは、今月24日から来月9日まで練習試合の開催も取りやめる。来月10日から、シーズン開幕に向けた練習試合ないし準備試合が行われる見込みだが、19日に発表された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議後に行われた会見で、オーバーシュート(爆発的患者急増)の可能性や、それに伴うロックダウン(外出自粛。移動制限)を指摘されたこともあり、先行きは不透明だ。

 特にオーバーシュートの可能性を指摘されている、大阪が本拠地のオリックスの西村徳文監督は「シーズンの開幕が再延期となり、まずは選手の気持ちをどうやってまとめていくかということを考えていかなければいけないと思います。‪4月24日の開幕を目指すということなので、そこに向かって準備をするということは当然なのかもしれませんが、まだまだ先が見えない状況ですし、もう一度、調整も含めて色々なことを考えなければいけません。誰もが今までに経験したことがないことですので、ファンの皆様と一緒に戦い抜き、無事に開幕を迎えられるよう、この状況が早く終息することを願うばかりです」と球団を通じてコメントを発表。4月10日の開幕を目指して、いろいろと試してきた矢先なだけに、困惑を隠せない様子だ。

 NPBの斉藤惇コミッショナーは「オリンピックの延期は想定していない」と発言しており、現在IOCが検討している東京オリンピック、パラリンピックの延期が決まれば、さらなる日程変更が行われるだろう。各チームは2月のキャンプから、開幕日をピークに持っていくことを考えながらやってきているだけに、ゴールの見えないシーズン開幕は、選手にとってコンディション面で悪影響を及ぼす危険性がある。

 “見えない敵”との闘いはいつまで続くのだろうか。
(どら増田)