北海道日本ハムは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受けて、医療従事者のために役立つよう、不織布マスク5万枚等を北海道へ寄付すると発表した。

 球団では選手会とも協議し、この難局を乗り越えるため、医療現場の最前線で懸命に力を尽くしている医療従事者への支援を優先すべきと考え、過去のチャリティオークション等でファンの善意を積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入し、‪北海道を通じて5月以降道内の各医療機関へ分配を依頼することになったという。

 北海道では、感染症が依然、猛威を振るい続ける状況下で、地域やファンに支えられるプロ野球球団として、何らかの支援ができないかとの考えから、球団と自主練習期間に入っている選手らが4月上旬から検討を開始。医療現場の最前線で感染防護具の不足、医療従事者の心理的負担の増大、新型コロナウイルス感染に対応する医療体制により外来診療や入院、手術の減少で病院経営に影響があることなどを把握すると、球団の取引先から医療物資が確保できたため、球団が長年続けている地域貢献活動に役立ててほしいとの申し出があり、社内や選手会と協議した結果、購入し、北海道への寄付を決定に至ったそうだ。不織布マスク5万枚、フェイスシールド920個が寄付される。

 栗山英樹監督は「ウイルスとの闘いで、本当に大変な思いをされてると思います。その中でも、特に医療関係に従事されている皆さん。本当に命を懸けて、多くの皆さん、感染された方々のケア、検査を含めまして、本当にありがとうございます。ドクター、看護師の皆さんだけではなくて、病院で働くいろいろな方々。そして、そういったものを作ってくださる皆さん。本当に感謝しております。そういった皆さんの気持ちを考えると、本当に我々は何も出来ないんですけど、何とか応援する気持ちだけを皆さんにお届けしたいと思います。僕らも精一杯応援していきます。そして僕らも頑張っていきます。皆さんも本当に大変ですけども、みんなが感謝をしております。その思いをもってこれからも頑張ってください。本当にありがとうございます」とコメントし、医療従事者に対して感謝の意を述べた。

 投手陣では、自主練習中の加藤貴之と宮西尚生が、寄付するマスクの段ボール箱を手にした写真撮影に応じている。
(どら増田)